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今週の政治、6月9日

大阪府の橋下知事が、財政改革案を発表した。その中の目玉は、何と言っても職員給与のカットである。4%~15%のカットを立場や年齢に応じて行うという案である。少し以前なら考えられないことであるが、よくやってくれるなぁと高く評価したいと思った。

当然のことながら、立場からして賛成できない人もいる。労働組合の幹部であれば、反対するのは当然のことである。しかし、それでは話が前に進まない。では府民はどう思うだろうか。職員や職員の家族も府民だろうから、この人たちは賛成はできないだろうが、私などは、まず「隗より始めよ」の諺どおり、官が改革するためには、その中にいる官、すなわち公務員からまず範をたれなければならないと思うから、この改革案に賛成である。民間はもっと厳しいリストラを越えてきているのである。

大阪府立体育会館は存続が決まり、ワッハ上方は縮小して今の場所から撤退することになった。たしかに年間の賃料と管理委託費が約3億円後半ともなれば、今の大阪府の財政状態から考えたら、縮小移転は止むを得ないかもしれない。そもそもワッハ上方は、横山ノック知事の肝いりで、府民や関係者の強い要望にこたえる形で吉本興業がビルを建て、それを借りて大阪府が開館したものであり、私も演芸場(約400席)を利用させてもらい、寄席を開催したことがあるし、資料館も覗いたこともある。

前が吉本劇場なので、現在の場所は笑いの発祥地であり、笑いの資料館としては絶好の場所にある。撤退とは残念なことであるが、相撲と笑いの重さが知事の頭の中では軽重があったということであろうか。いやそうではない。府立体育会館は黒字を計上しているのにたいして、ワッハ上方は大きな赤字であり、毎年上記した様に巨額の補助金を府が負担しているのである。これでは止むを得ない。

他にも存続が認められた施設が何箇所かある。この改革で約900億円の節約となる。しかし職員給与のように、まだ組合が了解していないものもある。果たしてこの改革、成功できるだろうか。大阪府のこのダイナミックな動きをみて、全国の都道府県はみな改革に向かって前進の姿勢を見せるだろうと思う。それだけではない。市町村も改革に向かって進みを始めるであろう。どこの公共団体もみな大なり小なり同じ状況である。ただし東京を除いては・・。

我々民間人は、昔から言ってきた。官庁は人が多すぎると・・。半分の人数でいけるはずだと・・。それに給与とボーナスが保証されているし、絶対潰れない。この絶対潰れないということが、実は一番曲者なのである。努力してもしなくても、どうせ大したことにはならない。努力して眠っている蛇を出したりしたら、その方が困るのである。自分だけが頑張りすぎると、周りからいい目で見られない。仲間から外されるかもしれない。だから出過ぎない。しかし休まない。そして目一杯働かない。だから人が多く必要になる。人件費はうなぎのぼりである。そこに一石を投じた形が大阪府の橋下改革である。府民の大方はこの改革に賛成している、はずである。

国会では、公務員改革法が通過した。現在の官僚制度は、遠く明治維新のときに、大久保利通が作った制度であり、これまで140年間続いてきた制度である。それを変えようとするのだから、革命に似た新法案が与野党の合意で国会を通過したのである。今までのような、官僚バラ色の世の中ではなくなる。はずである。

最高学部の最高学科を優秀な成績で卒業する学生の中に、官僚になりたい人は確実に減少しているらしい。公務員のエリートで入省した優秀な学生は、一人が事務次官になったら全員が退官することになっている。それから天下りして、官僚時代の倍以上の給与を保障され、社用車付個室付秘書付の優雅な生活が保障されている。だから官僚時代は割合薄給でも、先が洋々としているから入省したい希望者が多いのであった。言い換えれば、一生食い外れがないからである。ここが民間と大きな違いである。

これが法案どおりにいけば、根底から崩れるのである。官僚にとっては、一大事である。法案は成立したが、その運用を巡って、官僚たちと政治家たちの血みどろの戦いが始まるであろう。今の政治家も官僚も、国家国民の方を見てはいないのではないかと思われる節が多い。少なくともそう映るのである。私の知識からしたら、明治の政治家は命を賭けて国と国民を守るために闘ったと思う。

いまや、政治家も官僚も自分たちさえ良かったらいいとの考えでしかないのではないかと疑いたくなる。こんなことでは日本の将来は暗い。次の衆議院選挙で国民がどんな審判を下すのかは大きな関心事である。私は、これからしばらくは辛抱の時代が続くものと思っている。言い換えれば、今以上に恵まれた世のなかはそうそう来ないということである。みんなが少しづつ辛抱して、次ぎの飛躍の時までの間に、力を貯めるときではないかと思う。月も満ちれば欠けるの例えもある。今はそんな時である。

大きく変わったものの最たるものは、人の心である。考えられない凶悪な犯罪が、どこにでも居る平凡な人間によって引き起こされる恐怖は、計り知れないものがある。昔話では、道端に倒れていた男性を家に連れて帰り、介抱して元気になって、涙を流してお礼を言って帰ってから十数年後、今度は逆に困っている昔の恩人の家に現れて、昔の恩を返すという教育的なむ話に涙を流して聞き、自分も大きくなったら、困っている人をみたら助けよう、助けてもらったら恩を忘れず必ず返そうと思ったものであった。長谷川伸の新国劇の名舞台場「一本刀土俵入り」もそんな話である。

今や、親切にして家に連れて帰り、飯を食わして一泊泊めて介抱でもしようものなら、その晩に家族皆殺しにされて、金品を強奪されるということになりかねない。道で絡まれている人を助けようとしたら、逆に刺され大怪我ならまだしも、悪く行けば殺されてしまう。その時、絡まれていた人は、今度は助けようとせずに、どこかに逃げ隠れてしまうのである。昨日秋葉原で残忍な無差別殺人が行われた。

それも普通の範疇に入る若い男の反抗であった。これが現在の世のなかである。こんな国がこれ以上よくなるはずはないではないか。と危機感を抱くのは私一人ではあるまい。しかし自分だけでも正義感を失わないぞ、と力むのもまた危険である。もしも刺されでもしたら、笑われ者になるだけだと言う情けない世の中になってしまった。

話を戻そう。府の改革の話である。問題は、給与のカットがどれだけ実行できるかである。給与が下がったら、職員や先生のモチベーションが下がると労働組合の幹部は声を揃える。たしかに給与は低いよりも高いほうがいいが、高かったら必ずモチベーションが上がるとは言い難い。今モチベーションは高いだろうか。それはどの世界でも一緒だが、その人の志の高低によって違うということである。

このままでズルズル行けば、府は国の再建管理団体に落ち込んでしまい、全ての分野で徹底的にそぎ落とされるのである。その一番目が、職員の給与であり、人員の削減である。そうならないように、橋下改革は絶対実行しなければならないのである。私はこの案に賛成である。土曜日にテレビ出演した知事の話を聞いた、なかなかよく考えて、困難を万難を排して立ち向かっていると感心も得心もし、心から応援しようと思ったのである。

民間企業も同じである。原油価格の高騰で、物の値段が上がり、企業収益の足を引っ張る。やっと抜け出しかけた厳しい状態が、また戻ってきたらどうしよう。みんな心配している。更なる改革改善が必要である。今年は政府が言う2%の経済成長は、どうやら難しいようである。
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