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今週の政治、4月21日

地方へ講演に行って最近頓にうける質問は、「橋下知事は頑張っていますね。相当思い切った改革案ですが、実行できるんでしょうか」との話題である。先日、知事肝いりの改革プロジェクトチームの案が示され、それを元に各市町村に協力要請の会合が持たれた。それをテレビが報じていた。しかし府内の市町村は、補助金が削られることに全て反対である。かなり厳しい口調で反論している市町村の首長もいる。

先ず府庁内で、もっともっと削れるところを削るべきだ。我々のところも苦しんでいる。こんな案を素直に飲めない。そんな論調である。物事は、総論賛成各論反対が常である。「あぁいい案ですね。それはいいですね。そうしなければなりませんね。しかし私のところを削ってもらっては困ります」これである。他人は痛みを味わってもいいけれど、自分は嫌だ。しかしこれでは物事は前に進まない。だから府庁の財政はここまで悪化してしまった。

財政の悪化は、横山ノック知事が当選した頃から言われていた。それを12年間も改革できずに、そればかりか悪化をたどってきた。テレビのコメンテーターは、日産のゴーン社長のダイナミックなリストラを伴う大改革で、V字回復した例を取り上げている。
あれくらいのダイナミックさが必要なのだと・・。

たしかにそうなのだが、民間企業と官庁は少々違う。民間には倒産があるが、官庁は倒産しない。だから職員の対応に切実感がない。もちろん債権団体に転落したら、国の管理下におかれ夕張のような惨憺たることにはなる。しかし倒産はしない。自分たちの手で改革するのはなかなか難しいが、落ちるところまで落ちて、第三者(この場合は国)の手が入って改革することは案外出来る。これがわが国の文化でもあるようだ。

しかしそれは屈辱である。大阪には改革の先頭に立つ人材がいないのか。と笑われる。そこに若い知事が誕生した。鋭角的な角度でメスを入れ始めた。反発はますますヒートアップするはずである。そして橋下知事はこの局面を逃げずに戦い続けるだろうか。改革には痛みが伴う。思い切って手術をして、手術は成功したが、体力がなくなって死んでしまったということになりはしないか。それを心配する向きもある。

大阪府立体育会館が無くなるらしい。私はその昔大相撲を観にいったきり、ここ数十年大阪府立体育会館には入っていない。だから私はなくなってもいい。大相撲はまた別のところでやればいい。
ワッハ上方が規模を縮小して府庁の別館に移る案であるらしい。私は笑いが好きであり、ワッハ上方が今の場所にあったらいいと思うが、なくなっても何ら痛みは感じない。またこれとは逆の意見の人もあると思う。ない袖は振れないのである。一旦思い切って縮小して、身の丈にあった財政に戻したらどうだろうか。

人口が減っていくのだから、施設も合併して縮小されたり、廃止されるところもあるのは当然ではないだろうか。橋下知事に対する要望としては、府の職員の人数をもっと厳しく大幅に削るべきである。3割くらいは減らせるはずだ。あまりにも公務員は優遇されすぎている。そして民間のサラリーマンの平均年収と同程度まで減らすべきである。そんな痛みを、府も市町村の職員も負うところから改革の第一歩は始まるのである。

実際の大阪府の財政中味であるが、インターネットで調べてみた。歳入・歳出は2兆8千億円規模である。借金が5兆円以上ある。ここ8年間で1兆2千億円も借金が増えている。借金しても毎年の返済が出来る状態ならそれでいいのだが、返済するためにまた別に借金する状態が続いている。個人なら過剰債務者ということになる。歳入の内、府税が全体の40%強だから苦しい。どこの自治体でもほぼ同じくらいのようだ。(東京は会社の本社機能が集中しており豊かである)

今年の予算で、とりあえず1100億円の削減をしようとしている。大阪府が1100億円の削減を行うとしたら、こんな大きな摩擦が出る。東京都は、新銀行東京に1400億円もの出資をしている。首都とはいえその違いに愕然とする。私は今年から母校の高校の同窓会に関わることになり、初めて知ったのだが、府立高等学校には全くと言っていいほど予算面で余裕はないのである。例えば野球部の練習で打った球が外野の塀を越えて
民家の窓ガラスを割ったとする。それを補修するお金にも実は困っているのが実情である。したがって、これ以上どこで削るのか?と頭を抱えるのが現実らしい。

しかし一方で、無駄なところにお金が行っている実態があるのではないかと我々庶民は疑っている。それを思い切りきれば良いのだと思っている。大きな箱物を造ったものの、計画段階でランニングコストを考えに入れていなかったために、毎年巨額の赤字が発生して、その穴埋めに税金が補助金として使われていく。大阪府だけに留まらず、日本全国にこんな実態がある。日本は中央のみならず地方においても、力(年間の税金)以上に所帯の規模が拡大しすぎてしまった。それを是正しなければ成り立たなくなる。そんな瀬戸際に立たされている。橋下知事が、手を上げて立候補し、それに期待して票が集まり当選したのだから、初志を貫いてもらいたい。

まぁなんとかなる。そんな無責任な状態が放置されてきたから、もうにっちもさっちも行かなくなってしまった。トップが先頭に立ち号令をかけて走り始めなければ、物事は(特に痛みを伴うものは)進まない。これは企業も同じである。周囲の反発を恐れ、みんなが納得できる改革案では改革は出来ない。昔勤めていた職場の名理事長が、私たち若手(その時はまだ私も20歳代)に向ってこういったことがある。「何事も会社にとっていいだろうかを考えて手を打つことだ。自分とって都合がいいかどうかで判断してはならない」と・・・。

人間は弱いものである。つい安きに流れていく。「隗より始めよ」の教訓どおり、改革は自ら痛みを負うことからはじめなければならない。自分のところには火の粉が飛んでこない時には、良い事がいえるのに、自分に火の粉が飛んできたら、急に態度を変えて防衛に回る。そんな幹部の多い会社では改革は出来ない。先ずトップが決意する。痛みを覚悟する。その覚悟が強ければ強いほど改革は進んでいくものである。

今週は山口県で二つの大きなことがある。一つは光町での母子殺害事件の差し戻し審に判決が言い渡される。もう一つは山口二区での衆議院の補欠選挙が行われる。どちらも注目したいことである。前者についてはコメントは差し控えたいが、私なりの期待がある。後者は、今後の政治日程に大きな影響を及ぼすことが考えられる。

日銀が景気が停滞から後退期に入ったとコメントした。アメリカで発生したサブプライムローンが、世界の金融界を震撼させている。このサブプライムローンについては、次の「元気プラザ」で私が勉強したことを元に解説することになっている。調べれば調べるほど、根が深いことが分かる。水面下でもっと酷い状態になっているように危惧する。

人間とは、どの国もほぼ同じだなぁとも思う。アメリカの住宅バブルは、「焦り・悪乗り・無責任」のために深みに嵌ったと言われるが、丁度、昭和の終わりから平成初期のわが国のバブル経済で浮かれその果ての崩壊と状況が似ている。サブプライムローンの延滞者は、これからまだまだ増加していく。これも注意してみていく必要がある。もっと厳しく怖いことになってはならないと念じるばかりだ。
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