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今週の政治、3月10日

国会が混迷している。民主党が、先日の衆議院における自民党の採決を巡る取り扱いに不信感を持ち、参議院での全ての審議を拒否しているからである。その煽りを受けて、日銀総裁人事が行き詰まっている。政府は、福井総裁の後任総裁として、副総裁で財務省事務次官を努めた武藤氏を提案しているが、この人事案に民主党は難色を示している。
日銀総裁人事は、昨年参議院選挙の前ごろから、いろいろな候補者が取りざたされてきた。元総務大臣の竹中平蔵氏も候補として上がっていた一人であった。

そして参議院選挙で民主党が過半数を獲得したことにより、竹中氏の可能性はなくなり、与党は安定性のある武藤氏に候補を絞り調整していた。ある時点で、民主党は日銀総裁人事に拘らないと表明していたので、武藤氏にすんなり決定と思っていたら、前月末の衆議院での与党単独での採決に反発した民主党が、武藤氏の総裁案に難色を示すことになったのである。まさに政治の世界は一寸先は闇である。

火曜日に国会の委員会で、総裁・副総裁候補から所信を聞くことになっているので、その後に民主党は態度を決めると言っているが、これを拒否するとなると、政府は再度候補者を提示しなくてはならなくなる。次の候補の選定に窮することになろう。なぜなら、そんな貧乏籤を引きたくないから、打診されても辞退する人が多いと思われるからである。となると暫くの間、総裁が空席になる可能性がある。現状厳しい金融情勢であり、即応しなければならない時に、日銀総裁が空席と言うことは好ましい姿ではない。

しかし私はこう思う。いろいろと言うけれど、最後は党首会談がセットされるなどして、民主党は(金融と財政の分離を厳しくしてもらいたい)程度の条件を付けて、武藤氏の総裁案に賛成するものと思う。万一最後まで反対を貫くとしたら、これは大変な決断をして総選挙に向うことになるだろう。そんな大きなリスクは取るとは思わない。この予想いかがなりますやら。

株価が一段と下がり、昨年の今頃はかなり儲けた各投資家(大口の機関投資家も個人の小口投資家も含めて)今や評価損が出ている。現物投資なら今しばらく我慢していれば、また回復の目もあるが、信用取引をしているとすれば、個人投資家は大変な状態である。こんな状況の時に必ず出てくる台詞は、「やはり額に汗して稼いだお金の範囲内で生活するのが一番いい」である。そういえば、去年はホリエモンや村上ファンドが塀の中に落ちた。裁判は続いているが厳しい見方がされている。

最近の新卒は、製造業をあまり好まないのだそうである。新3Kと言われているらしい。①キツイ ②汚い ③帰れない の3Kだと言う。確かに大手メーカーでも商品サイクルが短くなって、開発部などは常に新商品の開発に追われている。毎日夜遅くまで残業が続く。実にキツイのである。それに製造だからスーツを着て仕事は出来ない。手に油もつく。汚いのである。そしてなかなか家に帰れないのである。

最近人気の業種は、投資だとかIT業界だと言う。格好良く仕事をしたいのである。だが残念ながら、日本は資源が乏しい国である。原料を輸入しそれに技術と言う付加価値を付けて輸出するのが日本の原点である。もの造り日本である。それが最近では中国の人件費の安さと技術の向上で押されまくっている。その上、若い優秀な人たちが製造業離れを起こして行くとすれば、日本の先行きは更に厳しいものが予想される。

たしかに中国は安くモノを造れる。だが注文するほうにしたら大きなリスクを覚悟しなければならない根本的な欠陥がある。それは無責任と言うことである。自分たちが試作品を間違い、一から作り直すことになって当初の納期に収められなくなっても、責任ある対応をしない。だから安心して全幅の信頼をもって注文することが出来ない。

餃子に殺虫剤が混入していた事件でも、中国は自分達には落ち度はないといい、暗に日本側の責任のように言っている。それに比べ日本人は責任感が強い。徹底して努力する。
電車の到着時間にしても、一分も遅れたら何回も何回も謝ってくれる。世界と取引するときに、(そんな日本人と同じように何事にも徹底して責任をもってくれる)と勘違いしては落胆することになる。

貫禄があって知識があって名知事と思う石原都知事も、銀行経営は失敗したなと思った。金融危機の時、日本の金融機関がこぞって貸し渋りや貸し剥がしをしていた時、テレビのサンデープロジェクトで石原知事は、田原総一郎氏に対して、「中小企業のために貸し渋りをしない銀行を都が設立する」と、その高い志を述べたことがあった。そして知事の肝いりで「新銀行東京」の設立に向かって進んだのであった。42年も地域金融機関で金融をしてきた私は、(止めておいたほうがいいのに)と思っていた。

金融は、特に中小企業金融は、傍で見るほど簡単なものではないのである。銀行や信金などから職員を多く受け入れたと聞くが、肝心のトップになる人が中小企業金融を熟知していない人であったそうな。都の高級幹部も中に居たのではないだろうか。しかも融資方法が、無担保無保証だとくると、それは行き着く先は明らかである。しかも準備から設立までの間に、金融環境が一変して貸し渋りも貸しはがしも収まってきたのが痛かった。

加えて融資金利が高いとなれば、今までの銀行や信金と太刀打ちできるはずがない。もっと言えば、銀行や信金は、一般のお客様から命の次に大切なお金をお預かりして、その安全を確保した上で、融資と言う形で運用している。新銀行東京は、都から1千億円もの出資を受けて、親方日の丸であった。そしてたった3年弱で累積赤字が1千億になってしまった。知事は4百億円を追加出資して立て直そうとしているが、まず無理であろう。無責任を覚悟でいうなれば、整理したほうが損が増えずにいいと思う。


たった百億円や二百億円の自己資本不足で○兆円もある金融機関が合併や経営者交代までもを迫られるのが民間金融機関の実態である。それなのに、新銀行東京には未だに金融庁の検査が入っていないとの話は首を傾げる。検査に入ったら内容の杜撰さに「ニッチもサッチもいかなくなる」との配慮からとしか思えない。名知事にしてこの始末である。餅屋は餅屋に任せればいい。やるとしても側面からのサポート程度が、地方公共団体の限界だと思う。それよりもこんな無駄なお金を浪費した責任は誰がどう取るのかと、そちらの方が心配である。

ある高校の卒業式で校長先生が味のある挨拶をされた。式辞の最終段階で卒業生に語りかけた下りである。「我々はややもすると心に鎧を着て、強がりで突っ張って生きてしまうことがある。それが故に余計に心に負担になり、自分らしさを失ってしまうのです。人間は弱いものです。その弱い自分を曝け出す勇気を持ちましょう。その勇気こそが皆さん方を大きくしてくれる元になります。

人間は一人では生きられない。周りの人たちのお蔭で生きられるのです。だから、自分の意見は言わなければなりませんが、それをあまり固守しては周囲との関係が崩れてしまいます。いいところで折り合いをつける心の余裕を持ちましょう。そして決して一人よがりにならず、裸の王様になってはならないと言うことです。将来それなりの立場を与えられると、悪い情報はなかなか入ってこなくなります。耳触りのいい情報しか入ってこなくなります。

そしてその情報を信じてしまうことになる。実態が分からなくなり、大きな失敗に繋がることになるのです。これが裸の王様と言う状態です。そのことをぜひ覚えておいて下さい」校長先生は卒業生に向かってこう述べられた。もちろん私よりも数年若い校長先生であるが、なかなかの挨拶であった。そして最後に「しっかりと頑張ってくださいよ。さようなら」と締めくくられた。

卒業式のセレモニーが終わり、一組から担任の先生を先頭に退場する段になって、それぞれの組ごとに感動する出来事が起こった。担任の先生に向かって「先生ありがとう」という大きな声が会場に響いた。花束を渡す組もあった。先生達は感動の表情をして顔をくしゃくしゃにしていた。校長先生が後でこうおっしゃった。「日頃やんちゃな奴が泣きじゃくってました」と・・。

私は48年前の自分の卒業したときのことを思い出していた。彼ら若者の人生は、ようやく始まったばかりである。これから波瀾万丈の人生が待っているだろう。勉強のよく出来た者が必ずしも成功するわけではなく、「まさかの坂」も何度も越えて、それぞれが振り返り、よく頑張ってきたなあと思える人生を送ってもらいたい。そう思って母校を後にしたのである。
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