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今週の政治、10月1日

今日から10月に入る。あれだけ暑かったのに、急にここ数日は肌寒く感じる気候になった。「これで今年は生き延びた」とホッとしている方々も多いと思う。今年がこんなに暑かったのだから、来年はどうなるのだろうと今から心配である。面白い嘘のような本当の話がある。今年も北海道から沖縄まで行ってきたが、この7月中旬から9月中旬に行った地域で、日中に一番気温が低かったのが、沖縄の32度であった。沖縄の気温が一番低いのだから、今年の夏の猛暑ぶりが如何に異常であったかが分かろうというものである。

先週発足した福田内閣を評すると、町村さんを官房長官に持って行き、その後任の外務大臣に高村さんを当て、防衛大臣には石破さんを持ってきたのは、なかなか絶妙の布陣だと思う。テロ特措法に対する強力な体制を組んだと思う。麻生さんはやはり入閣しなかった。彼流の男の美学である。これに対してもいろいろと反対論はある。昔石橋湛山さんと岸信介さん(安倍前総理のお祖父さん)が総裁選を争って、石橋さんが決選投票で石井さんを味方につけ、逆転で総理になったとき、石橋さんの求めに応じて、岸さんは身内の入閣はしないほうが良いという意見を退けて入閣した。

それからまもなく、風邪をこじらせて石橋首相は病気になり惜しまれて退任した。後継総理には、先日の総裁選で第一回目の投票でトップになっていた実績と閣内に居ることもあって、岸さんが選ばれたのである。また福田さんのお父さんの赳夫氏が総理になったとき、総裁選を争った太平さんを身内の大平を幹事長などの要職で処遇するなという反対論を受け入れず、幹事長に据えた。これを大平さんは受けた。幹事長は党に対して絶大な力がある。力をつけた太平さんに、次の総裁選の党員が行う予備選で負けた福田首相は、本選を辞退し退任した経緯がある。このように何かの重要ポストについておくほうが将来有利だという考えもあるのだが、麻生さんはその誘いを全てを固辞したと報じられている。また別の報道では、その時の悔しさを知る森元首相(その時の福田派の若手議員だった)が、麻生さんの幹事長就任も閣僚就任にも反対したとされている。

今回麻生さんは入閣も党の役職にも就かなかった。麻生さんの腹の中では、福田政権は短命だという読みがあるのだろう。その他の閣僚は留任した。安倍引継ぎ内閣という性格の内閣がスタートしたことになる。今日から国会が本格的に動き始める。先ずはテロ特措法を巡る攻防が注目される。私個人は、この程度の国際貢献は当然しなければ為らないと思っている。汗をかかず金だけ出して、しかも当時の金で1兆4千億円も出して、クエートから全く感謝されなかった過去の教訓もある。

近所の付き合いに例を取ってみたらよく分かる。近所の付き合いを全くせず、どぶ掃除や祭りにも参加せず金だけ出して、今度は自分のところで取り込みがあったから助けてくれと言っても、誰一人として手を差し伸べてくれる人はない。それと一緒である。私は、このテロ特措法の扱い方で、民主党が政権を担うに足る政党がどうかを窺うことが出来ると思っている。そりゃあ危険なところに身を置かず、いざというときは守ってもらえたら、これに越したことはないが、そうは問屋は卸さないのである。

年金問題についても、舛添大臣を中心にして、5千万件の照合を懸命に行い、来年三月までにやり遂げるといっているのに、(私はその時期までは難しいのではないかと思っているが)民主党は、絶対無理だ無理だと言い続けている。これもおかしいと思う。やってもらったらいいと思うのに、やる前からダメだダメだという。このようにしたらどうでしょうか。そのやり方では不十分ですよ。という意見や注文は幾ら言ってもいいのだが、出来ないできないと言いすぎるのは、いかがなものであろうか。そんなこともあって、果たして我々国民は、自民党の政治の方がいいのか、民主党の政治の方がいいのかを、この国会で見極めることができる。そして来るべき解散総選挙には、信念の一票を投じなければならない。

政治は経済を一歩先んじるのが原則とされる。国民は、小泉・安倍両政権では、改革改革で、経済も追い立てられるように、変化変化といい続けてきて、いささか疲れ気味である。ここにきて、果たして改革がどんないい結果をもたらしてくれたのだろうかと、見直す空気が漂い始めていた。そこに福田ゆったり内閣の誕生である。私は福田内閣を「ゆったり内閣」と命名した。

霞ヶ関も、ひとまず息をつくことであろう。福田さんなら、突然刃を突きつけられることもないだろう。相談してもらえるだろう。とホッとしているようである。経済界も、福田さんなら独走することはないだろう。根回しがあるだろうと思っているようである。地に足の着いた政治を期待しているようである。わが国は農耕民族である。土地に根付き、長老を中心にして村がまとまり、何事も前例を重視し、年一回の収穫で生活をつなぐ、気長に生きるのが農耕民族である。これに対し、狩猟民族は、獲物を求めて各地を狩に明け暮れ、獲物が捕れなかったらその日は食うことが出来ない。だから獲物を沢山取れる者がリーダーになる。このように少しの間も安心できないのが狩猟民族である。このように狩猟型の生き方は疲れるのである。小泉・安倍両内閣は狩猟型、福田内閣は農耕型。わが国の民族的文化は農耕型の方が安心できるようである。

しかしである。世界は狩猟型で激動している。そんなのんびりしていて、変化についていけるのですか。そんな疑問と不安がやがてそんなに多くの時間を要せずに我々の前にやってくるに違いない。そんな不安をもたれないように福田内閣はどんな政策を出し、実行してくれるのであろうか。スタートの内閣支持率は上々であるが、これは期待感を含んだ支持率である。本当の支持はこれからの政治にかかっている。

ゆったり内閣のスタートで、経済もここしばらくは大きな変化も改革もなく、無難に推移していくとおもられる。可もなく不可もなくというところであろう。しかし、水面下でよくない兆候は進行しているように思う。アメリカの住宅投資が低下し始めたのが今年の2~3月であった。そして8月には突然のように、アメリカの住宅ローンに大量の不良債権が発生して、証券化したものを買っている投資機関が大きな損出を出したと報じられた。損出を穴埋めする手段として、保有株式を売却して利益を出そうとする動きが活発になり、世界中で株価が低下した。ドルが大量に売られるから円は高くなる。日本の経済は貿易に依存する率が高い。円高は日本企業の業績には決して良い事ではない。だから日本の株を売る動きになる。その二つの動きが重なって日本の株価は下落した。アメリカは素早く金利を引き下げた。日銀も金利の引き上げを見送って、この事態に備えた。心は「ゆったり」でいいが、福田内閣は、激動する事柄には素早く対応してもらいたいと思っている。

格差問題は、小泉さんの改革が余りにも激しかったから、陰も濃く出たのである。これの解消はなかなか難しいと思う。

私は、現場で肌で感じて今も思っているのは、竹中プランの余りにも激しい鋭角的施策のために、潰れなくてもいい会社や金融機関までもが、潰れたり大口合併に追い込まれたりした。熱病に冒されたようにやりすぎたと思っている。与謝野さんが金融担当大臣のとき、ソフトランディングを模索したときがあった。しかし小泉さんは竹中さんの案を支持した。あの時もう少しソフトランディングでやっていたら、あらゆる分野でここまでの格差がつかなくて済んだと思っている。

その結果、金融機関は企業を育成する使命感を捨て、多くの会社は社員の幸せよりも、企業自らが生き残ることを優先した。勝てば官軍。負ければ賊軍。勝ちさえすればいい。何としても勝ち抜けるのだ。儲けさえすればいい。その結果、人々の心に荒廃が起こり、自分さえよかったら他人なんかどうなってもいいという風潮が蔓延して、騙される奴が悪いのだ。儲けて何故悪い。というフレーズにつながって行った。大人の社会がこれでは子供の教育に悪すぎる。心優しい子供が育たない。人のことに心をかけていたら、自分が負けてしまう。そして、子供が親を殺し、その逆も日常驚かなくなるくらいになってきている。物質的にはこんなに豊かな社会なのに、自殺者が年間3万人を超える。これで果たして幸せな社会といえるのであろうか。

この影の部分は本当に末恐ろしい。下手をすると取り返しがつかなくなる。これらの問題を「福田ゆったり内閣」で取り戻すキッカケがつくれるだろうか。自動車のハンドルには「あそび」がある。あそびのないハンドルでは、道路の凸凹が直接ハンドルにモロに伝わり、ハンドルを取られて事故になる。余りあそびがあり過ぎたら、回しても回しても曲がれないから事故になる。適度なあそびこそ、豊かな心と平和な社会を作る基本である。このように人間の頭と心にも、このあそびの空間が必要である。

さらにもう一つ、ミヤンマーでの日本人写真家の射殺問題である。この事態に福田内閣はどんな手を打てるのか、注目している。一事が万事。拉致問題の解決にも手法は関連あるからである。そんなこんなで、私は福田内閣に期待しているのである。ではまた来週。

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